アルデヒドは、脂肪族の合成香料で単体ではねっとりと鼻に残るような脂肪臭がします。アルデヒド系の香料にもシトラス系、グリーン系、フローラル系など複数の種類があり、対象のフレグランスによって使い分けがされます。アルデヒドを用いた最も有名な香水はシャネルのNo.5です。当時、女性向けの香水は天然香料を中心とした柔らかくパウダリーなフローラルタイプが一般的だったのに対して、アルデヒドを大胆に使用したNo.5は革新的な香りでした。単体では決して良い香りとは言えないアルデヒドですが、香水に入れると都会的で垢抜けた印象を与えることが出来ます。
